2010年01月06日

「シュークリーム起業物語」は引越しします

読者の皆様

あけましておめでとうございます。

本当に久しぶりの更新になってしまいました。

突然なのですが、このシーサーブログさんでの「シュークリーム起業物語」はこれが最後の記事になります。
皆様、長いことご愛読いただきましてありがとうございました。

2010年はアメブロさんの方へ移転しまして、また新たな気持ちで、「シュークリーム起業物語」を書いていきます。

アメブロさんのアドレスはこちらになります。

http://ameblo.jp/happycreampuff


それでは、アメブロさんでお待ちしております。


(※ なお、この記事にはコメントは入りませんのでご了承下さい)



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2009年11月03日

ひっそりと3周年を迎えました

最近のある朝のこと。

携帯電話が鳴り出てみると、馴染みのお客様からでした。

「 最近、ブログの更新が無いので心配していましたが、お元気ですか? 」

と、言われてしまいました。(汗)


ブログの更新をしなかった理由は、特に何か訳があったわけではなく、先月末の台風被害の後始末とか、女房の病気とかでなかなかブログを書く気持ちになれなかったようです。

上記のお電話で、さらに、
「 ブログを楽しみにしている人も大勢いますよ・・・ 」

ありがたいお言葉でした。
ということで、ちょっと背中を押されてしまいまして、この記事を書いています。


10月は、本当にいろいろなことがありました。

私にとっては、この10月は激動の1ヶ月でした。
それというのも、台風の災難と、マカティ地区での販売の波に伸るか反るかの大事な局面が、同時に来たからです。

このブログでも書いてきましたが、台風直撃の最中に行われていました、ワールド・トレード・センターでの展示会で、Happy Cream Puff は大きな注目を集めることに成功しました。
( Akiraさん、お誘いいただきまして本当にありがとうございました )

私も過去の経験から、何か販売や宣伝のチャンスがあるときには、積極的に出ていかなければならないことを学びました。
本来なら出られない理由の方が多いのかもしれませんが、その中であえて挑戦することが重要です。
だからやりました。
つまり、この展示会で、マカティ地区の人々にHappy Cream Puff の存在をアピールすることに成功したのです。

しかし、私の悪夢はその直後にやってきました。
オンドイ台風は、あっという間にクルマとバイクを飲み込んでしまいました。
それと同時に、店頭からお客様をも奪っていきました。
仕方がありません。
これだけ大きな被害に見舞われたマニラですから、人々もシュークリームどころではありません。

しかし、災害に見舞われたフィリピンでも、復興に向かうパワーを見せてもらいました。
台風の翌週に、ずっと歩いてビジネス街を見てきたんです。
すると、もう普段の経済活動が戻ってきていて、いつものようの多くの人々が動き回っていました。
私もそれを見て、 「 ああっ、これでいいんだな 」 と思いました。


ちょうどその頃、素敵なブログで Happy Cream Puff を紹介していただいたのです。

kitchen cow.JPG
( 画像は kitchen cow さんのサイトより拝借しました )

http://www.kitchencow.com/2009/10/06/happiness-is-a-happy-cream-puff/#more-1148

2ページにも渡る、綺麗な写真入りの記事で、レガスピ・ビレッジ店を詳細に紹介してくれています。
ぜひ、読者の皆様にも見ていただきたいです。

kitchen cow さん、本当に嬉しかったです。
どうもありがとうございました。


ウエブサイトといえば、もうひとつ嬉しいことがありました。

今、フィリピンで流行りの 「 facebook 」 に、Happy Cream Puff のページができたのです。

facebook.JPG

これは、私達夫婦の友人のジェニファーさんが作ってくれたのですが、これまた素敵なサイトになっています。
いろいろな情報が盛り込まれていて、Happy Cream Puff の情報を知るのには最適かもしれません。
上記のkitchen cow さんのサイトも紹介されています。

http://www.facebook.com/pages/Makati-Philippines/Happy-Cream-Puff/144273604316

( ただし、facebookをご覧になるためには、facebookのメンバーになる必要があります )


その頃の私はといえば、バイクを修理したり、カフェメニューを作り直していたり、店内のPOPを追加で作ったり、店内エアコンの水漏れを修理したり、カウンターを修理したり、ドアの不具合を直したりと、とにかくなんでもかんでも自分でやっていました。
まるで修理屋です。(爆)

忙しかった10月ではありましたが、上記で書きましたようにいろいろな良いこともあった結果、多くのお客様にご来店いただくことができました。

フィリピンも、私も災害に遭いましたが、Happy Cream Puff の使命は、多くの人達にシュークリームを通して、 「 美味しさ 」「 楽しさ 」 を伝えていくことだと思っています。


そして、10月30日

この日は特別な日でした。
特に何も告知もせず、誰も知らないのですが、なんとHappy Cream Puff の3周年記念日だったのです。

2006年10月30日に、アラバンのメトロポリス・モールで Happy Cream Puff は開業しました。
私が書きましたPDF小冊子 「 起業物語 」 にもその時のことが書いてあります。

それから、丸3年が経ちました。
その日が、昨日のことのようにも思えますし、あまりに多くのことが凝縮されているので10年くらいの年月を感じることもあります。
3年が早いのか遅いのか解りませんが、「 石の上にも三年 」 と言うように、3年間、続けて来られましたことには感慨無量の思いです。

今から、また3年後が素晴らしい世界になっているように頑張らなければなりません。


( 3年後は、私は54歳です・・・汗 )





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2009年10月09日

台風なんかに負けないぞ!


フィリピンを襲った凄まじいオンドイ台風から1週間後。
地下駐車場からの懸命の排水作業の後、ようやく水没したクルマとバイクが出てきました。

私はそのころちょうど体調を崩していました。
あの台風は、多くの人から大切なものを奪っていきましたが、私からも体力と気力を奪っていったのかもしれません。

ちょっと疲れてしまったようです。
そして、あの濁った水の中のに潜っていたクルマとバイクを見たくないという気持ちもありました。

「 廃車 」

になっても仕方がないと思っていたこともあり、それなら見ないほうがいいという気持ちが、体調不良と重なっていました。


これが、ようやく姿を現した私のバイクです。

flood bike2.JPG

2009年式のホンダ 「 ウェーブ100 」です。
新車おろしたてで、まだ走行も少しだけの新品同様のバイクでした。(泣)


水を抜いた時には、かわいそうにも駐車場の床に倒れていたそうです。
洪水になって水が流れ込んだ時に、その水圧で倒れてしまったのでしょう。

メーターパネルもこんな状態でした。

flood bike1.JPG

これで本当に復活するのか・・・・・

出てきたバイクを見ながら、どうするべきかいろいろと考えていました。
実は、このバイクが水没してしまってから非常に困っていました。

Happy Cream Puff には、配達用バイクが2台ありました。
2台ないと、デリバリーの需要に追いつかないからです。
もちろん、四六時中デリバリーがある訳ではありませんが、一日のうちに大体デリバリーが集中する時間が決まっていまして、その時間には複数のデリバリーが重なってしまいます。

前回のブログにも書きましたが、Akiraさんとコラボレーションした展示会は大成功でした。
過去にも、これほどPRに成功した経験はありません。
これもお声をかけていただいたAkiraさんのおかげです。
( Akiraさん、次の展示会にもお声をかけて下さい。笑 )

その成果が、台風大被害のすぐ後にでてきました。
なんと、台風が過ぎ去った後に、今までにも増して忙しくなってきたのです。
台風のすぐ後なので、私も困惑していましたが、自分がしなければならないことを確信するのにそんなに時間はかかりませんでした。

背中を押したのは、女房マリセルの一言でした。

「 配達が間に合わない・・・。 バイクをなんとかして! 」

そうです。
目の前に壊れたバイクがあり、それがすぐ必要です。

という訳で、まだ具合が悪かったのですが、このツナギ服に着替えて工具を握りました。

flood bike3.JPG
( 頭のてっぺんがちょっと薄いところは見ないで下さい、笑 )


私は日本で、スズキ二輪東京という会社にいた時に、3級整備士の資格を取りました。
当時、整備部門に配属になった時にも、「 水没バイク 」の修理をよくしていたものでした。
といっても、もう28年くらい前のことなので、覚えているのか不安もありましたが、とにかくやるしかありませんでした。


実際に修理を始めてみると、昔とった杵づかかもしれませんが、なぜか身体が自然と動き出します。

マリセルがやってきて写真を撮ってくれました。

flood bike4.JPG

なんだか、修理している私は楽しげです。(爆)

今はシュークリーム屋ですが、スズキ二輪時代の思い出はかなり強烈で、楽しいこと、苦しいことなどを未だに夢に見たりするんです。


せっかくバイクを修理するので、とりあえず次の災害に備えて、整備の手順を簡単に紹介していきましょう。(笑)


先ほどの写真はカバー類を全て外したところですが、もう泥だらけです。
外装、内側の汚れがそのまま、エンジン部分にも入っているので、とにかくそれを除去していかなければなりません。

まずは、エアクリーナーを外します。
カバーを緩めたとたんに、水がジャージャー出てきました。

flood bike5.JPG


次は燃焼室のチェックです。

flood bike6.JPG

スパークプラグを外したら、プラグ穴から水が出てきました。
( プラグ穴から水が流れているのが見えますね )


マフラー( 排気管 )も外してみました。

flood bike7.JPG

思いのほか、マフラーの中には水が入っていませんで、恐らく水抜き穴から自然と水が抜けていたのだと思います。


エンジンオイルも抜きました。

flood bike8.JPG

写真では解りませんが、最初に出てきたのは大量の水でした。


キャブレターも取り外します。

flood bike10.JPG

フロート・チャンバーをそっと外してみましたら、中に入っていたのはガソリンではなく水でした。

flood bike11.JPG

まさかフィリピンで、キャブレターのオーバーホール ( 分解掃除 )をすることになるとは夢にも思いませんでしたが、この手のバイクのキャブレターはシンプル構造なのでこんなものです。


一番下右側がメインジェット、左側がスロージェット、その上がニードルとフロート( 浮き )です。

flood bike12.JPG


出てきた時に水浸しだったメーターパネルも分解しました。

flood bike17.JPG

ちなみにこれはメーターハウジング (メーターケースの裏側 )です。
見事に泥だらけです。

flood bike9.JPG

とりあえず水気をとり天日に干して乾かしました。
上手く動いてくれると助かるのですが・・・


心配だったのは、ホイールベアリングです。
1週間も水圧にさらされていたので厳しいかなと思っていました。

flood bike13.JPG

ばらして見ると、なんとベアリングは大丈夫でした。
ブレーキドラムの中は水と泥が入っていましたが、重要なベアリングはシール・ベアリングを使用していたためか、水はシャットアウトしていたのです。
さすがは日本が世界に誇る品質と関心しました。


写真はありませんが、ガソリンタンクの中にも大量の水が入っていて、すでに内部は錆びに覆われていました。
タンク内の錆びは基本的に除去するのが難しいため、本来ならタンク交換をするのですが、とりあえず今は走らせたいとのことで、タンク交換はせず、このまま様子を見ながら使うことにします。


これで、一通りの作業は終わりました。
外した外装パーツを取り付けて完了です。


そして、いよいよ試運転に出発です。

flood bike14.JPG

その辺をぐるぐる走り回ってきました。
そして帰ってきてこの笑顔です。(爆)

flood bike15.JPG

やりました。
直ったんです。
あの新車の調子良さが戻ってきました。

誰かに直してもらったのではなく、自分で直したということで、私は心の底から嬉しかったのだと思います。

台風オンドイは、大きな爪あとをフィリピンに残しましたが、その後に残ったものは、人々が復興へと向かう希望なのですね。
私も自分でバイクを修理しようと決めたのは、台風なんかに負けないぞ、という気持ちがあったからでしょう。


とにかく、これでデリバリー・バイク2台体制に戻りました。

flood bike16.JPG

左が、今回修理した、ホンダ 「 ウェーブ100 」、 右はホンダ 「 ブラボー100 」です。
2台ともホンダです。(・・・汗)
( スズキさん、ごめんなさい )




実は、この日の夜に、もうひとついいことがありました。
なんと、女房のマリセルの誕生日だったのです。

展示会の大成功と、バイクの復活という運気の上昇もあり、この夜は大奮発して、家族でレストランへ出かけました。

maricel birthday.JPG

子供たちも大好きなスパゲティーを目の前にして大喜びです。
何よりも、病気で苦しんでいたマリセルが、このスペシャル・イベントを元気に喜んでいました。
( まだ、耳鳴り・難聴はありますが、仕事にも戻っています。ご心配をいただきました皆様に厚く御礼を申し上げます )


しかし・・・・・
家族の笑顔を見て・・・・・
一番嬉しかったのは、私に他なりません。

これこそが、頑張る源なのでしょうね。








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2009年09月28日

天国から悪夢へ − 激動の4日間と未曾有の大災害


フィリピンが大変なことになりました。

想像を絶する大洪水になってしまいました。

多分、誰もこんな豪雨になるとは予想していなかったのでしょう。
42年ぶりの大雨で、たった9時間で1ヶ月分以上の降水量を記録したそうです。
地域によっては、5〜6メートルも増水したところもあるという凄まじい台風でした。



私も、頭が混乱していて何から書いていいのか解らなくなっています。
とりあえず、この4日間の激動を順を追って正確に書いていきたいと思います。


前回の記事にも書きましたように、私はAkiraさんとのコラボレーションで参加することになりました、この巨大展示会に大きな期待を寄せていました。

9月24日の2日目には、まだ具合が良くならない女房のマリセルが、どうしてもこの展示会に出店している自分のブースをひと目でも見たいということで、私が寄り添って連れてきました。

これがその時のマリセルの写真です。

asia food expo 2009-2.JPG

まだ笑顔が戻らないですね。
厄介な病気です。


この展示会に賭ける私の意気込みは大変大きなものがありました。
1ヶ月かけてこの展示会用に新しいチラシも1万枚作りました。
多くの人達にシュークリームを食べていただき、ブランドを広め、同時にチラシを差し上げることによって、マカティの中心に2店のお店があることを宣伝するのです。
そして、このASIA FOOD EXPOこそが、その絶好の機会になると確信していました。

実際に蓋を開けてみましたら、私の想像を超える注目度に、私自身が驚きました。
期間中、Happy Cream Puff のブースに人だかりが途絶えることはありませんでした。

asia food expo 2009-3.JPG

このブースでは、エキスポ特別価格ではありましたが、実際にシュークリームを販売していましたが、予想を超える売り上げに、配送スタッフに何度も往復してもらってシュークリームを運び込みました。

この会場には、一般の来場者というより、食品業界の方々が多くいらしていたこともあり、かなり多くの方から 「 フランチャイズをやっていますか? 」 という質問もありました。
あるフランチャイズ希望の方は、その場に1時間も留まって、じっと販売の様子を観察していました。


この展示会と、既存のお店とのシナジー ( 相乗効果 ) は展示会2日目から現れはじめました。
なんと、マカティの2店舗の売り上げが急激に伸びたのです。
特に3日目の金曜日には、マカティ店で過去最高の売り上げを記録するほどの売り上げがあり、とうとう展示会場に配達するシュークリームが無くなってしまい、夕方前には展示会場は完売で閉店となってしまいました。
私としましては、嬉しい悲鳴です。

2006年9月にこのシュークリーム事業を始めてから約3年。
最初は売れずに苦しんだことは、今さら言うまでもありません。
シュークリームを1000ペソ売るのがどれだけ大変なことなのかを私は身をもって経験してきました。
ここまでの道のりは本当に厳しいものでしたが、この金曜日に記録した売り上げは間違いなく過去最高のものでした。

最高記録が嬉しかったというよりも、女房が病気であっても、この展示会にすべてを集中するんだという気持ちで望んだ結果が、明日以降の商売に大きく繋がったことが嬉しかったのかもしれません。
これも、この最高の舞台をセッティングしていただいた、Akiraさんのおかげです。
Akiraさん、本当にどうもありがとうございました。

とにかく、この日までの3日間は、私にとって人生最高の瞬間だったのかもしれません。

そして、その時は、翌日に来る悪夢を知るよしもありませでしたが・・・



金曜日に展示会場を早めに引き上げてきたのですが、すでにその時に不吉な前兆が始まっていました。

展示会場から、Happy Cream Puff マカティ店までは、たった4qという近さです。普通ならクルマで20 〜 30分の距離ですが、この日は会場を出るなり、激しい雨とどこの通りも大渋滞でほとんどクルマが動かない状態でした。
結局、お店到着まで2時間以上もかかってしまい、私も運転疲れでヘトヘトになりました。
同時に、この日は全てのスタッフもお疲れモードで、翌日最終日の準備もままなりませんでした。

私も夜は熟睡していたようで、夜通しの激しい雨の音も子守唄だったようです。


2009年9月26日 土曜日
朝から激しい雨が降っています。

お店では、スタッフ達が展示会へ行く準備をしていたのですが、私は、マンションの部屋で、経理処理や当日の展示会の準備をしていました。

その時でした。
一人の男の子のスタッフがマンションの部屋に駆け込んできて、 「 サー、すぐ地下駐車場に来て下さい! 」 と叫んでいました。

私も、何が起きているのか瞬時に理解しました。
マンションの地下駐車場には、私のクルマが1台と、配達用のバイクが1台駐車してあるのです。

その後は、もう頭の中は真っ白でした。
家の中で靴を履きながら、 「 チクショー! 」、 「 バカヤロー! 」、 「 何でもっと早く言わないんだ! 」と叫んでいました。
マンション中はすでに停電していました。
階段をダッシュして駆け下り真っ暗な地下駐車場への階段を下りはじめましたが、その時点でもう私の膝から下に冷たいものを感じました。

この写真は、駐車場へ降りるための階段です。
写真は1階部分の踊り場です。

flood1.JPG

つまり、すでに地下駐車場の天井まで水が入っているということになります。


すぐに外の状態を見て驚きました。
凄まじい光景です。

flood4.JPG

マンションの前のマルガイ通りを、ものすごい洪水が襲っていたのです。
写真では解りませんが、かなりの勢いで流れていました。

すぐに、お店が心配になり、この洪水の中を歩いて行こうと思いましたが、深いところだと腰くらいまでの水位があるとのことで、先に携帯電話でお店に連絡を取り、とりあえず全員無事ということを確認してお店にいくのはやめました。

ズームアップで撮ったお店の写真です。

flood2.JPG

幸いなことに、マカティ店は店舗が1段高いところにあり、それがせめてもの救いでした。
ちょうどお店のフロアと同じ水位になったところで、カフェフロア部分に床上浸水がありましたが、中のスタッフの懸命も作業で一部の浸水で食い止めることができました。


後から、様子を見に来たイチローも初めて見る洪水に言葉もありません。

flood3.JPG

イチローと一緒に、このマンションの地下部分にあるテナントを見に行きました。


このように、完全に地階のテナントは水没していました。

flood5.JPG

イチローは、 「 このテナントの人達がかわいそうだ。 」といってシクシク泣き出してしまいました。
幼い心にも、この大災害がどれだけ人々を苦しめているのかを理解しているようでした。


私は、もう1店のレガスピ・ビレッジ店の方も心配になりましたが、前面のデラローサ通りは冠水しているものの、お店自体はかなり高い段になっているので被害はありませんでした。


しかし、私は放心状態だったと思います。
商売上でもっとも大切なクルマを1台と、やはり大事な配達用バイクを水没させてしまいました。

この写真はちょっと衝撃的です。
夜になって水が引いてから、駐車場の入り口に行ったのです。

flood7.JPG

写真では解りにくいと思いますが、手前が地下へ降りていくスロープのセメントです。
なんとその奥に見えるのが水面です。
つまり、地下駐車場の天井まで水没しているのです。

私は何度も何度も後悔しました。
悔しくて、悔しくて、悔しくて・・・・・
どうして、もっと早く言ってくれなかったのかとスタッフ達や、マンションのセキュリティー・ガードを恨みました。
そして、大型台風が来ていることを知らなかった自分にも腹が立ちました。

この洪水の時は、女房のマリセルは、お店の中にいたのです。
展示会でいつもより忙しいということもあり、体調不良ながら手伝っていたのです。
私は、後になってマリセルをも責めました。
どうして、大洪水になる前に教えてくれなかったのかと。

その後、マリセルやスタッフ達の証言を聞きましたが、その洪水は突然やってきたそうです。
ほんの数分前まで、道路は冠水していませんでした。
まさに鉄砲水が襲ってきたのです。
誰も予想すらできなかったのです。
仕方ありません。
もう誰も責めるのはやめました。
それが災害というものかもしれません。

私はこう考えるようにしました。

あの大増水の3分前にその知らせを聞いて、まだ地下駐車場に水が入る前にクルマにたどり付いて、クルマに乗った瞬間に、スロープから大量の水が流れ込んできたら・・・・・
とても水圧に逆らって急角度のスロープを上がることはできないでしょう。
1歩間違えればクルマの中で命を落としてしまうくらい危険なことだったかもしれません。
そう考えると、あの遅れたタイミングは、神様が助けてくれたのかもしれません。



翌朝になって、地下の店舗部分の排水が始まりました。

flood8.JPG

非常用の発電機でかなり小型のポンプを駆動させていますが、その排出量は微々たるものです。1時間に数センチという感じです。

これは、昨夜と同じ駐車場入り口の写真です。

flood9.JPG

水位はほとんど下がっていません。
この濁った水の中に、私のクルマとバイクが取り残されていると思う度に、心が痛みます。
私のとっては宝物のようなクルマとバイクです。
一日でも早く助けてあげたいと思いますが、この調子で水を抜いていたら2週間はかかりそうです。

また、このマンションはお粗末なことに地下駐車場にメイン電源が入っているそうで、水が抜けるまで2〜3週間くらいは停電・断水状態が続くとのことです。
これはイチローの食事風景です。

flood6.JPG


自然災害に対しては、人間なんて無力なものということを痛切に感じています。
また、繰り返す災害に何の対策もできない発展途上国の力の無さも知ることになりました。

今回の記事は、私を襲った“悪夢”を書いてきましたが、このフィリピンを襲った大災害は、数えきれないくらいの被災者を産み出しました。
そして、そのひとり一人に同じような極限のドラマがあったことでしょう。

街へ出ると、人々が復旧作業に追われています。
また、多くの商店も災害に負けず、もう商売をスタートしています。
私は、その光景を見ながら、フィリピンの人々は災害に強いなと思いました。
大災害の中でも、誰もが生きなければなりません。

もちろん私もそうです。
災害で失ったものもありましたが、そんなことに負けている場合ではありません。
私は、大災害の日も、その翌日もお店を開けました。
災害に負ける弱い気持ちを持ちたくはありませんでした。
フィリピンは、また明日から復興に向けて進んでいかなければなりません。
経済を止めてはいけないと思います。

また、少しずついつもの日常が戻ってくることも確信しています。
人々の疲れた心に、シュークリームが役に立つことも、また社会貢献だと思いながら毎日笑顔でお店を開けていきたいです。

ハッピークリームパフは、この大災害を乗り越えて、また強くならなければなりません。

そして、私が愛するフィリピンという国が、もっともっと良い国になることを祈っています。



ご心配をいただきました皆様には御礼を申し上げます。
Happy Cream Puff は元気です。
これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。








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2009年09月24日

たくさんのお見舞いのお言葉をいただきまして、ありがとうございました


長い間、ブログの更新ができませんでした。

女房のマリセルの病気の記事に対しまして、大変たくさんのご心配とお見舞いのお言葉をいただきましてありがとうございました。
コメントをいただいた度にマリセルにもその旨を伝えていましたが、マリセルもその励ましの言葉を聞いて少しずつ回復に向かっていきました。

ひとつひとつのコメントに、お返事もできませんでしたが、この場をお借りしまして御礼を申し上げます。
皆様、本当にありがとうございました。


結局、現時点で、 「 メニエール病 」 と確定しているわけでもなく、専門医の診察でも、いろいろな病気の可能性があるとのことでした。
メニエール病、突発性難聴、また、聴神経腫瘍などでも同じような症状が現れるとのことです。
( 今後に、MRIなどの検査をしてみないと正式な病名は確定しないとのことです )

病名はともかく、ひどいめまいは取ってあげたかったのですが、マリセルのめまいはとにかく長く続きました。
しかし、治療の甲斐があってか、ある朝突然めまいが軽減しました。
ちょうど発病から2週間後でした。

ひどい難聴と耳鳴りは、相変わらず続いているために、その後は、ステロイド剤( 副腎皮質ホルモン )の薬に切り替えて治療を続けています。

今週になってから、リハビリを兼ねて時々お店に顔を出すくらいに動けるようになりましたが、まだ無理はできない状況なので、休み休みやってもらっています。


そういう状態ですが、毎日のお店の運営は、途切れることはありませんでした。

正直に書いてしまえば、私も厳しい状況でした。
2軒の新しいお店をやっていくということは、やはりそれに集中していかなければなりません。
今日は、あまり時間がないので、このへんのことは、また別の機会にでも書いてみたいと思っています。



今日は、もうひとつ話題があります。


昨日、2009年9月23日
私は、ずっと前からこの日に集中していました。

「 ASIA FOOD EXPO 2009 」

起業友達(笑)のAkiraさんの絶大なるご協力のもと、このフィリピン最大級のイベントに、Happy Cream Puff の特設ブースを出せることになったからです。
http://philippinebusiness.blog.so-net.ne.jp/


そして、その夢のような舞台がこの写真です。

asia food expo 2009.JPG

ちょうど、女房が病気という中でのビッグイベントになりましたが、このイベントがHappy Cream Puffの将来の運命に大きく係わることは間違いないと断言してもいいかと思っています。

明日も早起きなので、今日はこの辺にしておきます。

次回にまた、この展示会の続報を書いてみます。


Akiraさん、昨日は本当にありがとうございました。
本日もよろしくお願いします!




※ 「 ASIA FOOD EXPO 2009 」は、
9月24日(木) AM10:00 〜 PM7:00
9月25日(金) AM10:00 〜 PM7:00
9月26日(土) AM10:00 〜 PM6:00
World Trade Center にて開催されております。
皆様のお越しをお待ちしております。




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