2008年06月08日

SMフードコートでの挑戦!

今日の記事は、前回の記事の続きです。

前回の記事には、私が今日まで、ただひたすら、誰でもいいからシュークリームを買っていただこうと奮闘してきましたが、その間違いに気がついたところまで書きました。


『本当に、シュークリームを欲しがって食べたがっている方々は、本当は、何を望んでいるのだろうか?』


私に貴重なアドバイスをしてくださる方は、次のような言葉を記していました。

「企業の究極の目的は、製品を作って売るということではなく、企業が製品なりサービスという手段を使って、社会に何を貢献していくか。」

昨日までの私は、一生懸命にシュークリームを作って、それを誰に売るのかということも考えずに、ただひたすら売っていただけでした。
それで私は、買っていただいたお客様は、皆満足されているものと思いこんでいたのでした。

もう一度書きます。

『本当に、シュークリームを欲しがって食べたがっている方々は、本当は、何を望んでいるのだろうか?』

私がいままで、シュークリームを売ってきたやり方は、お客様が『本当は、何を望んでいるのだろうか?』というところが、スッポリと抜けていたのです。

ただ、毎日、美味しいシュークリームを焼いて、そこにクリームを詰めて売っていれば、それを食べたお客様は、満足していると思っていたのです。


大事なことは、「企業が製品なりサービスという手段を使って、社会に何を貢献していくか。」

ここでいう「社会」とは、「お客様」と置き換えてもいいと思いますが、これを、私の事業に置き換えて解釈すると、


『ハッピークリームパフは、シュークリームという製品を、考えられる数限りない販売方法を駆使して、お客様ひとりひとりの幸せに貢献していく。』


お客様が、幸せを感じないようなことがあれば、それは、目指すべき到達点が、まだまだ低すぎるのかもしれません。

私は、特別なことをしようとしているのではありません。

しかし、普通のことをしようとしているのでもありません。

明日、いきなり、素晴らしいお店(売り方)ができる訳などありません。

現実は、今日も明日もひとつひとつシュークリームを焼いて、地道に売るという作業があります。

「真実は地味である」
これは、私が好きな言葉です。

特別なことをするのはなく、かつ、心が伴わないような極普通の商売を繰り返すのでもない。

毎日の、“目的”をもった行動の積み重ね。
たとえ、それが地味であっても、目的さえしっかりもってさえいれば、その先には、素晴らしい世界が必ずあると信じているのです。

世界中、何処にもないような、素晴らしい「シュークリーム・ワールド」が、私には見えています。

フィリピンで誰もやらなかった、その、まだ見ぬ世界に挑戦すること。

その気持ちが全てです。



また、夢を語ってしまいました。(笑)


その夢に向かって、私は、今日、大きな挑戦をします。

名付けて、

「SMフードコートでの挑戦!」

それは、シュークリーム全製品の価格改定です。

解りやすく言えば、「値上げ」です。

「えー!」と言われる方もいらっしゃると思いますし、

「ああ、何処も値上げしているからしょうがないな」と思われる方もいることでしょう。


このブログをお読みになっていただいている方は、ほとんどの方(?)が日本人の方と思いますので、その背景を説明しておきます。


私のブログの中で、少し前に、「フードコートという限定された場所では、いろいろな制約があって、自分が思うようなシュークリームが作れない」と書きました。


SM_southmall_foodcourt.JPG
 ↑ これが、SMサウスモールのフードコートです(写真は、TV キッズオンキューの撮影時のものです)


苦労しながら、いろいろな製品を開発してきましたが、そこには、そいうい制約があったことは確かなことです。

当店のベストセラーの「PA-L1」(パルワン)などは、フィリピンの一般庶民が、最も好むものを探しだし、まるでドーナツのようなトッピング、コーティングをしてきました。
ただ、私は、あのドーナツのようなベトベトのコーティングだけはしないように、最大限に気を使った結果、ベトベトになるものは一切排除しました。

その結果、フィリピンの方だけでなく、日本人の方にも買っていただけるようになったことは嬉しかったです。
あの伝説のラーメン屋のタバチンさんなんか、パルワンが大好きで、ひとりで14個入りの一箱を全部食べてしまったそうです(笑)

「生シュー」などは、はなからフードコートには、そぐわない商品でした。
それでも、あえてフードコートでやってみたのは、私の挑戦のひとつでもありました。


しかしです。

しかしですよ。

私が、一番、悩んでいたことがあります。

カスタードクリームです。

私のシュークリームの最大の欠点は、「適度に美味しいクリーム」でした。

もちろん、毎日毎日、新鮮なカスタードクリームを炊いている訳ですから、美味しくない訳がありません。

もう、本当に、たくさんのお客様から、「美味しい、美味しい」の声を頂戴いたしておりまして、嬉しい毎日を過ごしております。

出来たてカスタードクリームに、ホイップした生クリームを練りこんでいるのですから、美味しいというのは事実だろうと思います。

しかし、私は不満でした。

もっと美味しいクリームができることは、知っていました。


もう一度、原点に戻って考えましょう。

『本当に、シュークリームを欲しがって食べたがっている方々は、本当は、何を望んでいるのだろうか?』

ここなのです。

『何を望んでいるのだろうか?』

低価格でしょうか?

それともコストダウン?

それを、望んでいらっしゃる方もおられると思います。
事実、今日も、フィリピン人のお客様が、「この時期は、子供の新学期でお金が無いのに、このお菓子は高すぎる」と仰っていました。

実際に、このフードコートには、このようなお客様が大勢いらっしゃいます。

しかし、このお客様達は、本当にシュークリームを欲しがっているお客様ではありませんでした。
安ければお買い求めになっていただけます。
もしかしたら、シュークリームではなくてもいいのかもしれません。


私の責任は、「Happy Cream Puffの美味しいシュークリームを食べたい!」と仰って、わざわざ店頭まで買いに来ていただいているお客様に、ご奉仕することという結論に達しました。

この見極めを誤ると大変なことになります。
たとえば、私が巨大企業で、豊富な経営資源があり、富裕層から一般庶民まで、全ての人々をカバーできるものを持っていれば、相反する両方の商品を扱えるかもしれません。

しかし、現実に、将来に向かって大きく飛躍するためには、「シュークリームを愛してくださるお客様」に尽くすべきです。


開業してから、全然値上げもしなかった私も、“お馬鹿”かもしれません(汗)
実際問題として、原材料費も大幅に上がっています。
ジープニーの初乗りも、5.5ペソ→9ペソに上がっています。
トライシクルも、6ペソ→12ペソになりました。
ガソリンも約2倍です。

誤解の無いように書きますが、この価格改定は、単なる値上げではありません。

美味しさアップ!と解釈していただいてもいいかと思います。

すでに、新しいクリームをテストしています。


new_custard_cream.JPG
 ↑ これが新クリームの試作です。
   ちょっと色が白っぽいかな・・・(ヒミツ)


価格改定は、更なる美味しさを目指して、品質改良をして、そして、会社を発展させ、より多くのお客様に貢献するためなのです。



SMフードコートでの、価格改定。

その厳しさは、ある程度予想しています。

現状より、恐らくお客様の数は半分に減ってしまうでしょう。

しかし、それでも、私は、「Happy Cream Puffの美味しいシュークリームを食べたい!」というお客様のために挑戦します。


「SMフードコートでの挑戦!」

その日は、6月10日(火)(予定)です。

皆様、どうぞ、新しいHappy Cream Puffに、ご期待下さい。


次回からは、価格改定商品の詳細について書いていきたいと思います。



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posted by Happy Cream Puff at 06:26| Comment(2) | TrackBack(0) | シュークリーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
クリームの写真で色が白いといっていましたが、黄色です。
SMの蛍光灯の下で撮影するときは
横に白い紙を置いて、その色が白く見えるようになるまでWhiteBalanceを調整してから
写してみてください。
一度調整すれば次回からもその設定で
写せますよ。
Posted by Tom in manila at 2008年06月08日 14:58
Tom in manilaさん、コメントありがとうございます。
そういえば、Tomさんは、ご自身のブログのお写真が上手ですね。
私は、商品写真がへたくそなので、またいろいろ教えてくださいね。
今度からは、ホワイトバランスを調整するようにします。
Posted by Happy Cream Puff at 2008年06月09日 02:30
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