2008年12月28日

フィリピンKFCのテレビコマーシャルを見て

クリスマスシーズンに、フィリピンのKFC(ケンタッキー)さんが、こんなテレビコマーシャルを放映していました。


富裕層らしい(富裕層の人がKFCを食べに行くということは置いといて、笑)家族が、クルマで、KFCへディナーを楽しみにいきました。
その家族構成は、夫婦とその夫婦の2人の息子(12歳と5歳くらい)です。
家族は、楽しそうに、そして美味しくケンタッキー・フライド・チキンを食べています。
しかし、KFCの外には、一人のストリート・チルドレン(5歳くらいの男の子)が、その楽しそうな家族をじっと見ていました。(フィリピンでは、おなじみの光景かと思います)
家族は、楽しいディナーを終えて、帰りのクルマに乗り込みます。
しかし、2人の息子達は、「パパ、ママ、ちょっと待ってて!」と言って、再びKFCの中へ走って行きました。
2人は、カウンターで、ポケットに手を突っ込み、持っていた全ての小銭としわくちゃの紙幣をかき集めて、一人分のチキンボックスを買いました。
そして、その買ったばかりのチキンを、おもてにたたずむストリートチルドレンの男の子に、「メリー、クリスマス」と言って手渡しました。
チキンを貰った男の子も、にっこり笑って、「メリー、クリスマス」と言いました。
その光景は、クルマの中の両親もほほえましく見ていました。
2人の息子は、走ってクルマに乗り込み、残った男の子は走り去るクルマに向かって、チキンボックスを持ったまま手をふり続けています・・・・・

この短いストーリーはこれで終わりです。
しかし、私は、このテレビコマーシャルを見て、感動してしまいました。

そこには、現実のフィリピンそのままが上手に表現されていました。
富裕層の子供が、貧困層の子供にチキンを手渡す瞬間に、どちらの子供が輝いていて、どちらの子供が幸せなのかということが、一瞬消えうせたように思いました。
なぜなら、彼らの笑顔は同じだったからです。
どちらの子供も、同じ子供だったのです。

フィリピンに暮らしていれば、この現実から目をそむけることはできません。
子供は、生まれてくるときに、どの家庭に生まれるのかを選ぶことはできないのです。

だからこそ、この短いテレビコマーシャルには、これから未来に向かっていくフィリピンにとって、全国民が考えなければならないメッセージが入っているといっても過言ではありません。


私も、ポケットに手を突っ込んでコインを探すような人間になりたいと思います。





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posted by Happy Cream Puff at 20:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会貢献 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その様なCMが流れているんですね、おっしゃる様にフィリピンの現実がありのままに映し出されていますね。

我が家の前の空き地に地主の了解の基に住み着いている家族がいますが、その家の娘が私の娘と同い年です。
その子に必ず服やお菓子のお土産を日本から持っていきます。
語弊がある書き方かも知れませんが、同い歳なのに自分の欲しい服や玩具は殆ど持っている子と、片やいつも同じ服で玩具も余り無い子…胸が痛みます。
私の娘とその子は仲良く一緒に遊びます、それを見るにつけ子供は皆同じだなってつくづく思います。
いつの日かフィリピンよりストリートチルドレンやスクワッターがいなくなる日が来る事を願いますね。
Posted by らすピー at 2008年12月29日 01:30
らすピーさんのお優しいお気持ちも素晴らしいですね。
輝く未来の子供達のために、私達が小さなことからはじめることが大切なのでしょうね。
Posted by Happy Cream Puff at 2008年12月29日 15:55
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