2009年09月06日

メニエール病との闘い



その病気は突然やってきました。


8月30日、日曜日の深夜のことでした。

パソコンに向かってメールチェックをしていた女房のマリセルが、 「 左の耳に耳鳴りがする・・・ 」 と言ってきました。
本人も変だなと思って、すぐにパソコンを止めてベッドに横になりました。
すると今度は、 「 めまいがする・・・ 」 と言い出すのです。

めまいぐらいなら、ちょっと横になっていれば大丈夫かなと思っていたら、今度は、激しい吐き気が襲ってきました。
マリセルの容態を見ていても、どれだけ激しいめまい発作かがすぐに解りました。

病院へ連れて行かなければと思うまでにそんなに時間はかかりませんでしたが、今度はあまりに激しいめまいと吐き気で身体を動かすこともままなりませんでした。
隣の部屋で寝ていたお店のスタッフ連中を起こし、手伝ってもらって、とにかく担いでマリセルをクルマに乗せました。

行き先の救急病院は、マカティ・メディカル・センターです。
とにかく住まいから、5分くらいの一番近い総合病院です。
時間は夜中の4時ころだったと思います。
病院のエマージェンシーにクルマを入れると、すぐに警備の方が容態を見て、 「 ストレッチャー! 」 ( 車輪の付いたベッド ) と叫んでいました。

この日のこの時間に、なぜか広い救急室の中には、マリセル以外に誰も患者が居なかったのです。
そのためか、すぐに5〜6人くらいの看護士さんに囲まれて、応急処置が始まりました。
私もマリセルが大病院の中にいるという状況に、ちょっとホッした瞬間でした。

少しすると、女医さんが現れてマリセルを診断してから、私に病気の説明をしてくれました。
「 急激なめまい発作 」、 「 吐き気 」、 「 片側の耳の難聴 」
この症状からすると、メニエール病の疑いがあると言われました。


「 メニエール病 」

聞いたことのない病名でした。


後で、WEBで調べましたところ、

 聴覚と平衡感覚のセンサーである内耳(ないじ)は、骨迷路という骨の中の空洞に膜迷路すなわち感覚細胞からなる袋が収められた構造になっています。骨迷路と膜迷路の隙間は外リンパ(液)が、膜迷路の袋の中は内リンパ(液)が満たしています。メニエール病は膜迷路が膨張する内リンパ水腫(すいしゅ)によって、めまい、耳鳴り、難聴などの症状を繰り返す病気です。
 内リンパ水腫がなぜこれらの症状を反復して引き起こすのかはいまだに明確にされておらず、また内リンパ水腫自体の原因も不明で、内リンパの吸収障害説、過剰産生説、内耳の循環障害説、ウイルス感染説、ホルモン異常説、ストレスによる自律神経失調説などの諸説があります。 ( Webサイトより抜粋 )


これだけでは、どんな病気か良く解りませんが、時を同じくして、女優の美保純さんがこの病気のために舞台の主役を降板するということを知りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090903-00000020-oric-ent
仕事や、通常の生活にも大きな影響を及ぼすということで、難病であることに間違いはなさそうです。


女房の病気は、まだ 「 メニエール病 」と決まった訳ではなく、その疑いがあるということです。
しかし、苦しむマリセルを、この苦しみから一時的であっても解放してあげなければなりません。
救急室での治療は続きました。
点滴や、めまいを取るための注射や投薬、それに血液検査や心電図検査などです。

治療にもかかわらす、マリセルの症状は一向に良くならないので、病院側からは、病室に移って入院治療をするように言われました。
私もそうしなければならない・・・と、ぼんやりとした頭で考えて、とりあえず一番安い相部屋の病室へ入ろうと思っていました。

しかし、私の難関は、その後にやってきました。
病院に到着してから3時間後くらいに、看護士さんから急に、「 デポジット( 預かり金 ) を入れて下さい。 」 と言われたのです。

金額を見て驚きました。
とても財布の中に入っているお金で払えるような金額ではありませんでした。

マリセルの症状は良くなることも無く、ベッドの上で苦しんでいます。

私が決断するのにそれほど時間はかかりませんでした。
私は、マリセルにささやきました。

「 マリセル、ごめんね・・・ 」

そして、看護士さんに今すぐこの病院から退出する旨を伝えました。
はじめて少ししかやっていない点滴の針を抜いて、マリセルを抱きかかえて病院を出てきました。

最初から、この病院に来なければ・・・・・
と何度も後悔しましたが、あの状況で他の何処に救急病院があるかもわからずにとにかく夢中でこの病院に来てしまいました。
結局この病院は、私達には分相応ではなかったのです。


マリセルを家に連れて帰ってベッドに寝かせてから、私自身も一晩中寝ていないことを思い出したように床に敷いてあったイチローのマットレスに倒れ込みました。

マットレスの上で、悔しくて悔しくて涙が出てきました。
女房が苦しんでいるのに、どうしてやることもできませんでした。
情けないです。



それから10時間後くらいに、私の目が覚めました。
マリセルの具合は、吐き気は無くなっていましたが、激しいめまいと難聴は続いています。
私は、耳鼻咽喉科のドクターを探して、こんどは、ローカル ( 一般庶民の ) の病院へ行きました。
そこのドクターも、恐らく 「 メニエール病 」 だろうと言いました。
どうして、こんなに長時間めまいが続くのかと聞きましたら、長いときは1週間くらいめまいが続くと言われました。
とにかく、内リンパ水腫の腫れを取らなければならないので、薬を処方していただきまして、入院することなく自宅で静養するようにアドバイスを受けて帰ってきました。

私の闘いは、そこから始まりました。
とにかく、寝ずにこの病気がどんな病気なのかを、WEBで調べまくりました。
病気と闘うためには、医者まかせにしてはならないと思っているからです。
日本ならまだしも、ここはフィリピンです。
自分で知識をつけるながら、治療を進めていかなければなりません。


マリセルが倒れてから、今日で丸6日が経過しました。
しかし、激しいめまいは続いていて、一日中ベッドの上で横になっているしかありません。
なんとかめまいだけでも取り去ってやりたいのですが・・・


私にはお店があります。
毎日買いにいらしていただけるお客様のご期待にこたえなければなりません。
しかし、私の横にはいつもスタッフが居てくれます。
スタッフも全員マリセルのことを心配してくれていて、この緊急事態に休日も返上して頑張ってくれています。
マリセルが店頭に立っていない間に、ご不便をおかけするかもしれませんが、なにとぞご理解いただきたいと思っています。
私達も、一日も早いマリセルの回復と仕事への復帰に頑張っていきます。


今後、しばらくの間、このブログの更新を休ませていただきたいと思っています。
また、温かい励ましのコメントをいただいておりおますが、やはりしばらくの間はコメントのお返事ができなくなりますことをご了承下さい。


最後になりますが、私はここまで何度となく困難に直面してきました。
今回は、新店舗を立ち上げた直後に、マリセルが突然の病気に襲われてしまいました。

しかし、どんな困難であっても、私は絶対に乗り越えていきます。
あきらめたらお仕舞いです。
何があっても負けません。







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posted by Happy Cream Puff at 05:39| Comment(11) | TrackBack(0) | 起業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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