2008年09月23日

悔しい思い出

少し前に、私の元へ、こんな手紙が届きました。

power_plant_mall_offer_sheet.JPG

これは、マカティ地区、ロックウェル・センターの中にある、「パワー・プラント・モール」からの招待状でした。

パワー・プラント・モールは富裕層ご用達のモールとして知る人ぞ知る、最高級ショッピング・モールです。
今、美味しくて話題のペッパー・ランチさんもこのモールにあります。
オファー(招待)の内容は、このモールで9月からクリスマス・シーズン(12月いっぱい)まで開催される週末バザール「ベーカーズ・ドーゼン」というイベントに、私のHappy Cream Puffにぜひ参加して欲しいというものでした。

光栄です。

誰も知らないシュークリームという商品を、女房と私の無名の個人商店が、3流モールの片隅で売れなくて苦しんだところから始めて、それが、たった1年9ヶ月後に、フィリピンで一番格式が高いモールから(たとえバザールという形であっても)招待状が来るようになったのです。

私は、今までこういう話は、いっさい記事に書いてきませんでした。
どうしてかって?
言い方を間違えると自慢話みたいにとられてしまうことが嫌でした。
でも、本当の理由は、この記事のタイトルにも書いてます。

悔しいです。

そうです、光栄なのですが、とても悔しいのです。
世界中探しても、こんなオファーを断るのは、私くらいかもしれません。

私は、この手紙を握り締めて、話を聞くために、パワー・プラント・モールへ行きました。
話を聞いているうちに、ひとつの重要なことを知ることができました。
この「ベーカーズ・ドーゼン」というイベントで儲ける (多分とても儲かると思います) ということよりも、このイベントに参加することによって、このモールとの繋がりができることの方が重要ということです。

つまり、たとえ話で申し訳ないのですが、今年の「ベーカーズ・ドーゼン」に参加して、特にクリスマス・シーズンに多くのお客様に美味しさを知ってもらい、良い評判を獲得することができれば、そこから、このパワー・プラント・モールへのテナントとして出店する可能性もあるということです。
つまり、数年後に、ペッパーランチの隣に、シュークリーム・カフェを出すことも夢ではありません。

それでも、私は、このオファーを断りました。
その大きな理由は、ラスピナス市にある、SMサウスモールから、このパワー・プラント・モールのバザールを4ヶ月に渡ってやることは、物理的に不可能と判断したからです。
なぜ不可能なのか?

それは、マニラに、Happy Cream Puffのお店が無いからです。

以前、SMスーパーマーケットのバザールに挑戦したときは、体当たりで挑戦しました。
いろいろな問題を抱えながら、毎週毎週バザールに臨みました。
結果、私も女房も、精神的にも体力的にもボロボロになりました。
遠いというだけで致命的なのです。


この手の話は、私の中では、あまり人に話しをしたくありません。
なぜなら、これを聞いた人達は、口を揃えて、
「山岸さん、それはもったいない、もったいないよ」と言われるからです。
その言い訳を繰り返すくらいなら、黙っていたほうがいいからです。

繰り返しになりますが、これは自慢話でもなんでもありません。

実は、オファー (「出店の誘致」という意味です) なんて、いくらでも来るのです。
SMのバザールだったら、今すぐ同時に、20箇所でやらせてくれるそうです。
これは、2007年4月の、SMマカティでのバザールの模様です。
sm_makati_bazaar.JPG

そのバザール出店可能場所の中には、SMモール・オブ・エイシアのハイパーマーケットでのバザールという最高の場所も含まれています。


モールの出店依頼もたくさん持ってます。
特に、実際にSMモールにお店を構えている私は、SMモールのお気に入りのようです。
SMシティー・リパ、SMスーパーセンター・モリーノ、SMノース・エドサは熱心に誘ってくれました。

この写真は、SMシティー・リパ、グランドフロア中央通路のエスカレータ下の物件です。ミニ・カフェスタイルでの出店が可能とのこと。
右側に見えるのはジョリビーでその手前はKFCです。ここなら、多分儲かります(笑)
モールの女性マネージャーはこう言っていました。「ここは、このモールの中で特等の場所です。だから、ドーナツとかワッフルとかビビンカみたいなありきたりなお店はやりたくありません。クリームパフこそこの場所がふさわしいです。」
涙が出るほど嬉しい言葉でした。
(子供はイチローです、笑)
sm_lipa.JPG

これは、SMスーパーセンター・モリーノ(カビーテにあります)
フードコートの一角で、左端が物件です。
sm_molino.JPG

SMがライバルのアヤラ・モールやパワープラントに対抗する新コンセプトが「THE BLOCK」という富裕層向けモールです。
この写真は、そのSMノース・エドサ内にある「THE BLOCK」の吹き抜け部分です。写真中央奥に出店場所がありました。
sm_north_edsa.JPG

SMフェアビュー、SMシティー・ビクータン、SMスーカット、SMサンタメサでも空き店舗があれば出店は可能のようです。
(といいますか、フィリピン国内にある全てのSMモールに、空き物件さえあればいつでも出店することは可能です)
SM以外のモールからも複数オファーが来ました。
有名なところでは、アラバン・フェスティバル・モールです。
それから、リバーバンクス・モール、セントフランシス・スクエアなどもありました。


もうひとつあります。
これも大事なポイントです。
もう2年の間に、何百という「マニラまで配達してくれますか?」と、個人のお客様からの問い合わせを受けています。
しかし、基本的には、お断りするしかありませんでした。
もったいないですが、仕方ありませんでした。
もし、マニラ店があれば配達も可能になりますし、そもそも店頭に買いにいらしていただけるようになりますから。


私がどれだけ、マニラに出店したいということを思い続けてきたか・・・・・。
私の夢を、批判されても仕方がないかもしれませんが、ここで、説明することだけはさせていただきたいと思いました。

私のシュークリームのマニラ進出を多くのお客様が待っていてくれています。
モールのテナント誘致関係者をいつもいつもがっかりさせています。
本当は、皆、私の「YES」の返事を待っていることも知っています。

誰かに言われるまでもなく、本当にもったいない話です。

私のマニラ出店の決意表明は本物です。
これほどまでに、いい風が吹いているのですから、うじうじせずに威風堂々とマニラへ出店することが私にとって最大のチャンスなのです。

たとえ、マニラ店が売り上げ不振だとしても、そこを拠点にSMバザール3箇所、パワープラントのバザール1箇所に出店するだけでも、すごい売り上げになります。
とにかく経験上、バザールにはたくさんのお客様が集中しますから。
私がマニラ出店に絶対の自信を持っているのは、そういう理由もあるからです。


多数モールからの出店依頼はどうしますか?
もったいないですね。(笑)

ちょっと温めている話があります。
せっかく誘ってくれている、数多くのモールからの出店依頼を断り続けますか?
特に、SMモールは、SMが認めた企業でなければ、通常はテナントになれません。
例外もあります。
タバチンさんが、以前、マニラで出店場所を探していたときに、SMモールと交渉し、保証金1千万ペソ(約2500万円!)払えば入れてくれると言われた話は有名です。(爆)
私は、2500万円払わなくても、先方から「来て下さい」と言われるブランドを持っています。
なんとなく考えているのは、出店依頼を断るのではなく、フランチャイズでやりたい方が、その場所でできないか?ということです。
まだ、おぼろげに考えているだけですが・・・・・


今回は、タバチンラーメンとのコラボレーションという形で、決意表明しました。
それ自体、凄い発想かもしれません。
しかし、私の持ち味は、常識にとらわれないことです。
他社と同じ、ドーナツでここまでこられる訳がありません。
人と同じことしかできない発想こそ、一番危険かもしれません。
私はそうやって走ってきましたし、これからも私の信じる道を進んで行きたいです。

マニラ出店を果たした瞬間こそ、Happy Cream Puffが大きく躍進する時だと信じています。





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posted by Happy Cream Puff at 15:28| Comment(6) | TrackBack(0) | 起業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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